先日の予報通りGDC2019にてOculus Rift Sの今年2019年春の発売が正式に発表されました。
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【速報】oculus rift Sの全貌がGDC2019で明らかとなる予定
2019年3月18日からサンフランシスコで行われるGDC(Game Developers Conference)にて「oculus rift S」の全貌が「oculus go」や「ocu ...
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この時期Oculus Rift や HTC Viveの発売から2年以上の時が経ち、買い替えであったり新しくVRデバイスの購入を考えている人には有力な選択肢となるのは間違いないでしょう。
Oculus Rift S のスペックとOculus Rift からの変更点
まずは発表されたそのスペックをOculus Riftと比較しつつ見ていきましょう。
Oculus Rift S | Oculus Rift | |
国内価格(税込) | 約50000円の予定 | 45000円 |
解像度 | 2560×1440(有機EL) | 2160×1200 (有機EL) |
リフレッシュレート | 80Hz | 90Hz |
視野角 | 110度 | 110度 |
重量 | Oculus Riftより少し重い | 470g |
接続機器 | PC | PC |
トラッキング方法 | インサイドアウト式センサーを内蔵(本体以外必要なし) | アウトサイドイン方式 (付属の赤外線センサーを使用) |
Oculus Riftと比較してみると、すべてのスペックを一新した正統後継種というよりは、Oculus Riftをベースとして解像度を上昇させトラッキング方式を見直したバージョンアップ機体と言った方がしっくりくるのではないでしょうか。
Oculus Rift S の解像度について
Oculus Rift Sではその解像度がOculus Rift から約1.4倍向上しています。
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全VRスペック比較表
全VRスペック比較表 国内価格(税込) 単位円解像度(片目あたり)リフレッシュレート(単位Hz)視野角(単位°)重量(単位g)接続機器トラッキング方式プラットフォーム VIVE CosmosElite ...
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上のスペック早見表で確認するとわかりますが、
2560×1440(有機EL)という値はHTC Vive ProやOdysseyに匹敵する値となっており、画質面だけでいえばかなりの違いを感じられるでしょう。
トラッキング方式の変更点
Riftと比べて今回一番の変更点であり魅力でもあるのがこのトラッキング方式の変更であると感じます。
従来であれば、ハイエンドVRデバイスでルームスケールを使用する場合、VRデバイス本体に加えその正面であったり部屋の対角線上に外部センサーを設置することが必要でした。
しかしOculus Rift SではVRデバイス本体内部にインサイドアウト式センサーを内蔵することで、外部センサーを不要とし、ケーブル1本で接続可能となりOculus Riftの弱点の一つであったUSB端子を多く必要とすることや、ケーブル類や外部センサーを気にせずプレイすることが可能となりました。
Oculus Rift より性能が低下した点に関するレビュー
上のスペック対比表を見てOculus Riftよりリフレッシュレートが低下していることが気になった方も多いと思います。
しかし海外メディアが報じた体験レビューによると
「Rift Sは1秒あたり80フレームを表示します。これは、Rift や Viveの90 FPSから非常に顕著な減少です。しかしながら私はRift SとRIftやViveでリフレッシュレートの違いを感じることができませんでした。」
と述べていることもあり、おそらくですが実際にはほとんどデメリットとはなりえないような性能の変化であることが予想されます。
コントローラーはOculus Questと同じもの
コントローラーに関しては新型のTouchコントローラーを用いているようです。
このコントローラーはQuestのものと同様で、QuestとRift Sの両機種で使い回すことができるとのこと。
まとめ
新しく発表されたRift Sですが、おそらく気になることとして残るのがRift SとQuest、どちらを買うべきかということに尽きると思います。
この話題に関しては近日中にまた別記事でまとめていきます。
(参考サイト https://uploadvr.com/oculus-rift-s-hands-on-vs/)